こじらせ日記

ひとりごと

面白かった本

図書館で「ウツ婚」という本を見つけて借りてみた。

 

ウツで通院中だけど生き延びるために婚活するという著者の物語のような実話、ということをSNSで知り、面白そうだと思ったからだ。

この頃、周りが結婚し始めたから婚活という文字がよぎるようになったっていうのもあるけど。

 

てっきり漫画だと思って借りたら、びっしり文章が書かれている文庫本バージョンのほうだった...読むハードルが1あがった。

最近本は、積ん読して何も読まないまま返却しちゃうことが多い(なんなら、借りる本を予約して取りにすら行かず終わってしまうことも。図書館の方ごめんなさい。)。

なので、まず目次を読みたいところから読むことにした。

少し読んでみたら、文のテンポが良くて著者の例えとかツッコミの表現が面白かった。

前のページに戻ったり先を見たりしてるうちに結局全部読めてしまった!

 

鬱にこそなったことはないけど、パニックっぽい症状やら不安っぽい症状やらは人よりある気がするし、人間関係作るのも得意じゃないので、この本はそれらの具体的対策についても触れていたから結構参考になった。

例えば、いつパニックになってもいいように、映画館デートでは端の席に座り、ブランケットを借りて抱き締めつつ水を準備して観る、など。婚活会場などの場合は、香り付きハンドクリームやミルク飴なんかも有効だということも参考になった。

 

さらに、リアルな婚活の様子も書かれていたのでとても参考になった。病気持ちをどのように隠しつつゴールインするかみたいな感じも話に含んでいたので、嫌悪感を覚える人はいるのかもしれない。でも私にとっては結婚という自分が持つ理想幻想をいい意味で打ち砕いてくれる話が多く書かれていて良かった。

現実感が増し、具体策が分かったので逆に婚活に前向きになったかもしれん。